ライス国務長官「PKKは、我々の共通の敵」―イラク越境攻撃へ米国の支援
2008年02月24日付 Hurriyet 紙

ライス米国務長官は、トルコ国軍(TSK)の北イラク作戦とクルド労働者党(PKK)問題においてトルコと完璧に結束していると述べ、「PKKは我々の共通の敵である」と述べた。ライス長官は、イラクの領土がテロリストの攻撃のために利用されてはならないということを強調し、「PKKは、イラクの人々と政府にとっても敵である」と話した。

アメリカ合衆国のコンドリーザ・ライス国務長官は、トルコ国軍TSKがテロ組織PKKに対し北イラクで始めた作戦に関して、「トルコとPKK問題において完璧に結束していると言い続けている」と述べた。

ライス長官は、これとともに、イラクの安定と発展がトルコの利益になること、この国の安定が壊されないことが必要であると述べた。ワシントンで記者会見を行ったライス長官に、トルコの作戦にアメリカ合衆国が不安を感じているかどうかという質問がなされた。ライス長官は次のように答えた。「トルコ政府とさまざまなレベルでコンタクトを取っている。PKK問題ではトルコとの完全な結束を言い続けている。PKKは、アメリカ合衆国とトルコの共通の敵である。PKKは同時に、イラクの人々とイラク政府の敵である。イラクの領土が、トルコに対するテロリストの攻撃のために使われてはならない。この作戦は、可能な限り最短期間で終わらされるべきである。」

■強力な支持
国務省のヨーロッパ・ユーラシア担当のマット・ブリーザ上級レベル責任者も、アメリカが、PKKテロを打ち破るトルコの努力を力強い形で支持すると述べた。

ブリュッセルからワシントンへの帰路でブリーザ氏は、「以前ブリュッセルで、PKKテロを打ち破る方向でのトルコの努力をアメリカ合衆国が強力に支持すること、トルコがこれらの努力において地域の協調を堅持し続けることに向けた私の希望を述べた。トルコが、かの作戦においてこれを行うことを明らかにしたことが嬉しい」と述べた。

またブリュッセル滞在中に作戦に関して述べた「これは非常にいい報せとは言えない」というような自身の発言が誤解されていると強調した。ブリーザ氏はこの発言を、ある新聞記者が作戦に関し異なる認識をおこっていたことにつき、口にしたのだと説明した。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:13204 )