アテネでもムスリムの墓地開設へ
2008年03月10日付 Milliyet 紙

ギリシャ正教会は、アテネでムスリムの墓地を開設する目的で市の西側に所有している30,000㎡の土地を政府に譲った。

ギリシャ正教会の新しいリーダーであるイエロニモスは、狂信的な言動や他の宗教に対して不利益な態度を慎むというメッセージを先月大主教に選出された際に発表した。この一貫として、アテネで長い間未解決だったムスリムの墓地問題に緊急の解決策をもたらし、ギリシャ外務副大臣セオドロス・カシミスとの会談で教会がこの墓地のためにシスト地域の30,000㎡の土地を寄付することを述べた。

アテネは、モスクとムスリムの墓地のない唯一のヨーロッパの首都である。ギリシャの首都で生活し、大部分が経済的な移民である20万を超えるムスリムは、遺体をギリシャ正教会の墓地の「裏庭に」埋葬していた。関係者は、イエロニモスの肯定的な態度の流れで近くモスクの建設も始まると述べている。

ギリシャ正教会は、先月ガンで亡くなった大主教のフリストドゥロスの指導の下、ここ10年間過度な狂信と民族主義的な言動により注意を引いており、外交政策に干渉し、特にトルコのEU加盟に反対の姿勢をとり、ギリシャ政府に大きな障害を生んでいた。フリストドゥロスの任期中では、他の宗教への寛容さが見られずアテネでのモスクとムスリムの墓地問題は、何度も暗礁に乗り上げた。イエロニモスは、教会が政治に干渉することに明確に反対をしている。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:13332 )