市況:与党解党請求などで株価は下落、リラ高に
2008年03月18日付 Milliyet 紙

イスタンブル証券取引所(İMKB)は世界の証券市場での激しい売り注文と公正発展党(AKP)に対する解党訴訟の影響により7.46パーセント下落した。外国人が外貨へ向かったためドルは1.27新トルコリラ(YTL)に上昇した。

外国市場における不安感の増大とAKPに対する解党訴訟提訴の影響により、イスタンブル証券市場は昨日7.46パーセント下落し、3万9409ポイントの水準で取引を終えた。銀行間市場でドルは、1ドル=1.27YTLを超え、2007年9月12日以来の高水準に達した。ユーロもまた、2.01YTLに達した。2009年9月7日満期債権の利率は18.63パーセントで、2007年8月21日以来最高水準となった。
アメリカでベアー・スターンズが、JPモルガンに1株当たり2ドルという低価格で売却されることが、金融機関の破たんが連鎖するのではないかという懸念を増大させた。国内でもAKPに対する解党訴訟が起こされたことが政治的緊張を増大させると、イスタンブル証券市場の1日の下落率は9.5パーセントとなった。株式は、直近では2007年8月16日に取引中に9パーセントを越す下落をしていた。出来高は19.3パーセント減少して10億7600YTLとなった。

■ユーロは1.59パーセントで新記録

一方、アメリカに端を発した金融危機が深刻化したあと、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.5904ドルで最高値記録を破った。ドル/円も1ドル=95.77円で過去13年間で最も低い水準となった。ドルは外国で価値を低下させる一方、トルコ国内では株式や債権を売る外国人の買い注文により1.27YTLに上昇した。ドルは期限付取引で1ドル=1.26YTLに、ユーロは1ユーロ=1.19YTLに後退した。

■「不透明さが影響している」

市場の動向についてA投資のムラト・サラル副取締役は、「ベアー・スターンズの清算問題の次が来るのか来ないのかに関心が集まっている。不透明さが市場を揺るがせた」と語った。
ハク投資顧問のオウズ・ユルマズ社長も「1月以降、発展途上国での最悪のパフォーマンスをİMKBが見せている。これに政治的不透明さが加わり、市場の反発が激しくなった」と話した。

■原油は111.80ドル、金は1030ドル

ドルの続落とアメリカ経済に関する懸念は、商品市場における(高値)新記録水準での取引が行われる原因となった。アメリカ原油は111.80ドルに上昇し最高値を更新した。原油はその後107ドルまで下落した。ブレント(北海)原油は108.02ドルまで上昇した。石油価格の上昇には、アメリカ連邦準備理事会(FRB)が公定歩合を引き下げたのと並んで、ドルが記録的な低水準で推移したことが影響した。
ドルの下落とアメリカ経済に関する懸念の増大のため、金の価格は1030.80ドルで最高値を更新した。

■財務庁は転換入札を中止

財務庁は、2月末に3月借入プログラムで3月20日に行うと告知していた2つの転換入札を中止した。会見では「世界的な財務条件における不透明さとこの動きに伴う国内市場の不安定化により中止の決定を下した」と説明された。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:穐山 昌弘 )
( 記事ID:13387 )