ジュムフリイェト紙の読者、エルゲネコン捜査により拘束された記者のために抗議
2008年03月21日付 Milliyet 紙

今朝、ジュムフリイェト紙のイルハン・セルチュク記者、労働党ドーウ・ペリンチェキ党首、イスタンブル大学のケマル・アレムダルオール学長が突然自宅で身柄を拘束され、衝撃的なニュースとなった。

エルゲネコン捜査の一環としてイルハン・セルチュク記者が身柄を拘束されたことに反感を持ったジュムフリイェト紙の読者らは、シシュリにあるジュムフリイェト紙本社前に集まり始めた。

イスタンブル共和国検察の命により、今朝自宅で身柄を拘束されたイルハン・セルチュク記者の拘留に対する反対運動は続いている。拘留のニュースを知ったジュムフリイェト紙の読者をはじめ、大勢の人々が同紙のシシュリ本社前に集まってきている。

■ジュムフリィエト紙に降り注ぐ支持の声

その一方で、共和人民党イスタンブル支部長のギュルセル・テキンはジュムフリイェト紙を訪問し、同紙のイブラヒム・ユルドゥズ発行責任者およびメディア連合の委員らに対し悲しみの意を表した。その上で「私たちは司法の判断を尊重しています。何か罪があるのだとすれば、司法がそれを明らかにするでしょう。審議が早急に進み、親愛なるイルハン・セルチュク氏が何の罪に問われているのかが明らかになることを望みます」と話した。

さらに同氏は、セルチュク記者が身柄を拘束された際の状況について批判し、「住所や住居が知られており、逃亡する可能性もないトルコで最も尊敬すべき記者の一人セルチュク氏に対してとられた行動は、私たちの良心を痛めました。民主主義の仮面を被った者たちが、ペンという一つの武器しか持たない記者を突然に拘留したことは、彼らが言論の自由をいかに解釈しているかを示しています。このことは、公正発展党支持者らの偽りも明らかにしました」と話した。

ジュムフリイェト紙の記者であり、社主でもあるイルハン・セルチュク氏の拘留後、同紙のアンカラ支部には支持を伝えるため多くの市民団体代表者や記者らが訪れた。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:13406 )