トルコでの「イスラミック・ホリデー」が外国人にも流行に
2008年03月31日付 Radikal 紙

トルコでその数20軒はあるムスリム向けホテルが、「イスラミック・ホリデー」のスローガンとともに初めて、今シーズンから観光フェアで紹介されている。価格は高いが、人々の関心は大きい。

ウクライナのウクライナ国際観光見本市(UITT)にブースを設けたエンダ・ツアー社の代表取締役であるシャミル・ヤシャジャン氏は、紹介したこれらのホテルへの需用が爆発的に増えていると語った。ヤシャジャン氏は、今までこれらのホテルの利用客は主にトルコ人観光客だったと振り返り、そしてこの「成長市場」について次のように説明した。
「我々に国外からの需要が来るようになったのです。新商品を開発したい我々の思惑と重なったので、国外の見本市に参加することにしました。先月中には、モスクワ国際観光見本市、続いてウクライナイのウクライナ国際見本市に参加しました。そして大きな反響を得ました」     

■特にトルコ系諸共和国の人々に人気
ヤシャジャン氏は、タタルスタン共和国、ウクライナやクリミアのタタール人、コーカサス地方およびトルコ系諸共和国から高い需要があることを明らかにした。また、普通のホテルと比べてより高い価格で合意に至っていると説明し、次のように述べた。
「これらのホテルは、他のホテルに比べ高価格で取引されています。ひとり一泊120ドル以下の部屋はどの施設にもありません。つまり他のホテルよりもかなり高いのです。これから外国人にも解放され、我々は新たな市場を創出したことになります。これらの観光客は、飲食物がイスラームの決まりに従っているかと疑念を感じずに安心して休暇をすることができるのです」

ムスリム向けホテルは8軒がアンタリヤにあり、トルコ全国での数は20件に達する。これらの総客室数は、1万部屋を超える。これらのホテルではアルコール飲料のサービスがされない一方で、男性と女性は別々のプールに入る。女性用のプールは絶対に男性の目に触れることのないようにカンバス布で覆われており、厳しいセキュリティーチェックを受けて内部に入る。宿泊客が礼拝を行えるように、礼拝所もこの種のホテルにはなくてはならないもののひとつだ。

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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:13480 )