都市保存計画からモスク建設計画が明るみに
2008年04月18日付 Milliyet 紙

 イスタンブル広域市役所が作成した歴史地区保存のための整備開発計画に対する反対意見により、ヴァタン通りにあるルナパルク・ナイトクラブの場所にモスク建設が計画されていることが明るみに出た。

 イスタンブル広域市役所は、イェニカプにあるガル・ナイトクラブの場所に、失われたコバジュ・モスクを建設するために開発計画を立案しているが、ヴァタン通りの古いルナパルク・ナイトクラブの場所にもモスクを建設するために計画立案作業をしていることが分った。

 アドナン・メンデレス元首相のプロジェクトとして知られるヴァタン通りの建設の際に取り壊されたスィムケシ・モスクが、ルナパルク・ナイトクラブの場所に新たに建設される予定だ。ルナパルクの敷地の所有者らは、モスクの費用を所有者が払うことを条件に、他の場所で建設するよう求めたが、開発計画に関する法的プロセスが完了していないため、要望は保留とされた。

■道の真ん中
 イスタンブル広域市役所が立案した歴史地区保存のための整備開発計画に対する反対意見から、有名なナイトクラブ所有者、オスマン・カヴランのものとして知られているヴァタン大通りにあるルナパルク・ナイトクラブの場所にモスクが建設されるという計画が明らかになった。
オスマン・カヴラン氏の相続人が整備開発計画に対して行った反論は、16日、イスタンブル広域市議会で議論された。カヴラン一家の反論に関するイスタンブル広域市役所開発委員会が作成した報告書によると、市役所作成の計画では、ヴァタン通り建設の際に通り道となったために取り壊されたスィムケジ・モスクがルナパルクの敷地内に新しく建設されることが見込まれている。
カヴラン一家は、現在、ミグロス・スーパーマーケットとその駐車場として使用されている敷地にモスクを建設するという計画により、損害を被っているとし、広域市役所に対しある提案を行っている。

[後略]

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:13613 )