オザル元大統領の命日祈念の礼拝に多数が参加
2008年04月20日付 Zaman 紙

トゥルグト・オザル思想推進協会は、トゥルグト・オザル第8代大統領の15回忌のため、アンカラのコジャテペ・モスクで祈念した。

アンカラのコジャテペ・モスクでの祈念式典には、アンカラの外からも大勢が参加した。数万の人々は、トゥルグト・オザルへの親愛、友愛を示す目的で祈念式典へ参加した。参加者が大勢のため、モスク内と中庭をまったく満杯にしたようだった。11時に始まった祈念式典でコーランが詠み上げられ、礼拝がなされ、神への称揚が唱えられた。参加者が多数だったので、多くの同胞がモスク内に入ることができなかった。そうした人たちは、モスクの中庭で列を組み、礼拝に参加した。祈念の後、モスクに来た人たちは、正午の礼拝をおこなった。

祈念式典には、トゥルグト・オザル思想推進協会のエミン・バシェル代表、トルコ大国民議会(TBMM)の元議長でマニサ選出の国会議員であるブレント・アルンチ氏、トルコ大国民議会(TBMM)の元議長ユルドゥルム・アクトゥナ氏、トゥルグト・オザルの息子のアフメト・オザル氏、アブデュルカーディル・アクス元内務大臣、公正発展党のネジャティ・チェティンカヤ副党首、トゥルグト・オザル政権期の閣僚のハリル・シュブグン氏と一部の国会議員が参加した。 

コジャテペ・モスクの入り口でジャーナリストの質問に答えたビュレント・アルンチ氏は、ここ数年トゥルグト・オザルの追悼でメヴリットが詠み上げられているとし、アンカラの外からも参加者があり、祈念式典には数万人が参加したと語った。アルンチ氏は、コジャテペ・モスクにやってきた人々は、オザル氏への親愛と友愛を示したとし、その死から15年が過ぎたにもかかわらず、これほどの大勢の人の親愛を受けるのは、彼が今も忘れられてはいないことを示している、と述べた。

トゥルグト・オザルの息子のアフメト・オザル氏は、父が死ぬ前に、「私のしたことは、おそらく15年後に理解される」と述べたことに触れ、「一部の人は、父オザルを理解しなかったが、国民は理解した。見ての通り、15年後オザルは理解され、愛されている。国民は価値がわかるひとびとであり、彼の行なったことを忘れていない。アッラーは、好んだ僕をひとびとに愛させた。父オザルもアッラーの好んだ僕のようだ」と語った。

アクス元内相もオザルがどれほど偉大な政治家であったのか、逝去から15年後、彼への愛情から理解できると説明して、コジャテペに訪れた人々がオザルへの友愛、親愛を示したことを強調した。

オザル政権時代の閣僚のシュブグン氏も、「トゥルグト・オザルは、その死から15年経ち、彼の行った善行により追憶されている。オザルは、トルコを進歩させる計画を整えた。一部の人たちは理解しなかったが、国民は理解した。この愛は、人々がオザルを理解したことに発している。彼は、世界がどこへ進むかを理解し、トルコをそこへ導こうと望んだ。このため愛されている」と話した。行なわれた正午の礼拝の後、祈念式典は終了した。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:13625 )