憲法裁判所、大学でのスカーフ解禁関連裁判について説明
2008年04月30日付 Yeni Safak 紙

憲法裁判所のハシム・クルチ長官は、大学でのスカーフ解禁を盛り込んだ憲法改正の無効を求めて開かれた裁判について、査読報告官が報告書を完成後すぐに審議日程を決めると発表した。

クルチ長官は、この件に関する質問に対し、[大学でのスカーフ解禁のための憲法改正に関する]裁判の報告書を作成するために任命された査読報告官が、同時に公正発展党に対する解党要求裁判の査読報告官でもあることに触れ、次のように続けた。
「査読報告官は、[公正発展党解党要求]裁判の第1次調査報告書を作成するため、憲法改正に関する報告書作成を10-15日間、中断しました。査読報告官は余裕をもって任務にあたる必要があります。報告書の作成は続いています。その完成前に我々の審議日程について皆さんに何か申し上げることはできません。報告書完成後、すぐに審議日程を明らかにします」

ハシム・クルチ長官は質問に対して、この訴訟の審議にはいかなる遅延も許されないとし、憲法改正は優先的に審議される訴訟に入ることを強調した。共和人民党は、大学でのスカーフ解禁を盛り込んだ憲法第10条、42条の改正を「無効な決定」とすることと、改正法の取消しと施行停止を要求し、憲法裁判所に提訴している。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:13706 )