駐車場での争いなのか、街区の圧力なのか?:アンカラ大漕艇部がでくわしたこと
2008年06月02日付 Milliyet 紙

サパンジャで行われた成年トルコ漕艇大会に参加していたアンカラ大学漕艇部は、一昨晩、選手たちが何者かの襲撃を受けたことを理由に大会への参加を辞退した。漕艇部顧問のユルマズ・アクチャ教授は、襲撃グループが競艇部のミニバスのタイヤをパンクさせた後、「ここではショートパンツで歩き回ることはできない、この罰当たり共め」と叫びながら襲ってきたと話した。

同氏はまたこの事件について以下のように詳しく説明した。「夜の8時頃、ミニバスを駐車場に止めました。それ以前から、襲撃した者たちは選手たちに悪口を言っていたようです。一度駐車場から離れた後また戻ってくると、ミニバスの4つのタイヤがパンクしていることに気付きました。私が警察を呼んでくると言うと、襲撃グループの何人かが我々に向けて『ここではショートパンツで歩き回ることはできない、この罰当たり共め』と言いながら襲い掛かってきました。その中には木の棒を持っている者もいました。トルコ国内においてショートパンツで歩き回ることはできないのでしょうか?タイツはボートを漕ぐときに着ます。これが漕艇選手の服装なのです。」

一方、サカリヤ県知事のヒュセイン・アタク氏とサパンジャ郡長メフメト・ジェイラン氏は「この事件は駐車場でのケンカが発端である」と述べた。県庁で行われた会見では、漕艇部員たちが食事をとるために教員会館前に来た際、「駐車場を管理する若者たちに法外な駐車料金を要求されたこと」を述べた。この他にも、会見では次のようなことが述べられた。

● 殴り合いの事件

「請求された高額な駐車料金を支払えなかったために、被害者たちが一旦その場を離れた間、容疑者たちが被害者の車のタイヤをパンクさせた。再び事件現場に戻った被害者たちは、タイヤがパンクしていることに気付き、容疑者たちとの間で口論が始まった。そして結果的に殴り合いの事件に発展したことが確認されている。」

元スポーツ担当の国務大臣であり、共和人民党中央執行部メンバーのエルドアン・トプラク氏は、「これはよい状況ではない、そしてまたこれは街区の圧力でもある」と述べた。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:13975 )