エルドアン首相、アゼルバイジャンで会談 天然ガスは無制限で輸入可能に
2008年06月05日付 Hurriyet 紙

アゼルバイジャンのイルハム・アリイェヴ大統領の招待で一昨日の夜ナフチヴァンを訪れたエルドアン首相は、今回の訪問を「歴史的に重要な会合」と表現した。

アリイェヴ大統領と2時間ほど会談したエルドアン首相は、バクー、ティフリス、エルズルムを通る天然ガスパイプラインから、トルコが無制限でガスの供給を受けられるという内容で合意に達したことを明らかにした。また「今回の会合には、この地域および世界に対するメッセージが込められている。この地域の平和が維持されるよう、両国とも本分を尽くしている」と話した。共同の記者会見を行った両国首脳は、トルコとアゼルバイジャン間のビザの問題について短期間で解決が図られることを発表した。エルドアン首相は、ビザの適用についてアリイェヴ大統領が指示していると述べ、「もともと我々は、同胞であるアゼルバイジャンの人々をビザなしで受け入れている。1ヶ月ほどの期間がある。短期間でこの問題は解決されると考える」と話した。南カフカスの和平のため、何ができるかという問題について質問を受けると「その問題について我々は合意に至っている。ナゴルノ・カラバフに関しては、占領されていることは明らかであり、正式に認定されている。国連安全保障理事会でも認定されているが、これを(アルメニア側に)認めさせることはできなかった。まずこれを実現させ、地域和平のための公平かつ速やかな解決が図られることを期待する」と回答した。

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:14000 )