カップ入りバターコーンの次はカップ入りマカロニ! アジアのインスタント食品からの思いつき
2008年06月08日付 Zaman 紙

マレーシア、日本、中国といった国々で広く販売されているカップ入りマカロニが、トルコの消費者たちに提供されるべく準備が始まっている。急速に販売数を伸ばしているカップ入りバターコーンのようにマカロニも大きな関心を呼ぶと期待されている。現在、二社によって提供されているカップ入りマカロニは、特にショッピングセンターでの販売が計画されている。マカルニストというブランドで、2か月前にイスタンブルの2カ所でカップ・マカロニを販売し始めたカスム・エンギュルさんは、今月中に23カ所に達する予定であると説明する。年末までには40箇所まで増やすことを目標にしているというエンギュルさんは、2009年末までにこの数を200まで増やすことを計画している。

カスム・エンギュルさんは中東工科大学機械工学科卒で、12年間、プロ意識の強い経営者として働いた。ロシアで1200人が働くあるトルコ系食品会社グループのトップだった時に起業家精神を携えてイスタンブルへやって来たエンギュルさんは、業界で得た蓄積を有効活用するため行動に移った。また極東での訪問時に興味を引いた「カップ入りスパゲッティ」という販売方法を、トルコ人の味覚に合うように改良しようと決心し、半年間の市場調査の後、カップ入りマカロニを販売することに決めた。

マカルニストの代表取締役は、極東とは異なり、フォークを使えるマカロニ類に方向を定めた。これらは、マントゥや、中にチーズ、またはひき肉が入っているが形は異なっていて、一般に「バラ型マントゥ」としても知られているトルテッリーニ、らせん形や貝殻の形状のマカロニの数々である。

イスタンブルで現在、ベイリッキデュズ・アウトレット・パークとペンディキ・アウトレット・パークで販売されている商品用に、フォークと飲み物も載せられる特別パッケージと専用スタンドが設置された。

ショッピングセンターにある通常のレストランフロアには出店しないというエンギュルさんは、「通常の食事をする顧客は私たちの店へは来ませんし、私たちの店へ来る顧客は通常のレストランフロアへは行かないのです」という。

夏期とともに海辺にも出店を始めると明かすエンギュルさんは、「海へ行ったとき、人々は食べ物を見つけるのに苦労する可能性があります。カップ入りマカロニは食べるのも簡単ですし、満足感が得られます。一方で、ビジネスセンターでの重要な会議の場でも当店の料理を売ることができます。会議の合間に簡単に食べることができますから」と話した。

エンギュルさんは、現在、新規開店したり、新規開店間近のショッピングセンターから要望が寄せられていると話し、イズミル、アンタリヤ、ブルサのような県からも申し込みが来ていることを伝えた。同社は他方で、大都市から始めるべく、ビュッフェ・スタイルで広場に設置されたスタンドでカップ入りマカロニを販売し始める予定だ。

同社には2種類のスタンドがある。ひとつは 一か所から料理を提供する3平方メートルのもの、もうひとつは四面から商品を提供できる4平方メートルのスタンドである。マカロニはスタンドに半調理の状態で来る。そして注文されたら1分間で準備され、客に提供される。カップ入り、スペシャルソースのかかったマカロニは約200グラムで1個あたり5新トルコリラ(約450円)で売られている。同社は現在、27人のグループで活動している。

マカロニを食べると太るという心配については、エンギュルさんは次のように答えている。「もしマカロニと一緒に赤身の肉があれば、プロテインと炭水化物が結合するため、太る可能性があります。しかし何もつけていないマカロニは炭水化物でしかないので、太ることはありま せん」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:高橋 萌 )
( 記事ID:14058 )