「民主的な大学を」とスローガン、40年たった今、イスタンブル大法学部の同じ階段教室で
2008年06月14日付 Milliyet 紙

「民主的な大学を」のスローガンで、40年前イスタンブル大学法学部の第1階段教室を占拠した68年世代の代表たちが、昨日「事件現場」に集まった。
順番に、思い出のスピーチをし、声を合わせてトゥルキュ(民謡)を口ずさみ、スローガンを叫んだ68年世代の人たちは、現役の学生たちの間に騒ぎがおきると、彼らの仲裁をした。


場所はイスタンブル大学法学部の第1階段教室・・・ドアからファフリ・アラル、オラル・チャルシュラル、ケマル・ビンギョリュ、ラフミ・サルトゥク、エシベル・ヤームルデレリ、ズリュフュ・ディジレリ、マスィス・キュルチュギル、メフディ・ベクタシュ、アリフ・ウゼル、イペキ・チャルシュラル、ナディレ・マテル、オスマン・アロラト、ボズクルト・ヌフオール等が入ってくる。世界を、そしてトルコを変えようと、「教育革命を」「民主的な大学を」といったスローガンとともに40年前この教室を占拠した人、占拠を手伝った人、その時代を体験した人たちがそこにいた。現役の大学生たちも席に座り、68年世代が冗談を言い合ったり、からかいあう姿を見ている。

■ 「現在、問題はより深刻になっている」
事件から40年後に実現した大規模な再会は次のように始まった。68年世代の学生リーダーの一人で、40年前この占領に参加した新聞記者のオラル・チャルシュラル、68年評議会の議長を務めたボズクルト・ヌフオール、ケマル・ビンギョリュ、ジェバト・エルジシリが、40年前に開催したフォーラムについて説明し、次のような見解で一致した。「我々の時代の問題は、今日ほど深刻ではなかった。」ラフミ・サルトゥクは壇上に上がり、トゥルキュ(民謡)を歌って教室内の群集へ呼びかけた。声をあわせて(会場のひとが)革命のトゥルキュ(民謡)を歌った。その後、68年世代が一人ずつ壇上に上がり、スピーチをした。

■68年世代が[現役の]学生の間に割って入った
労働者党のの学生グループが、イスタンブル大学メスト・パルラク学長に辞職を求め、スローガンを叫んでプラカードを掲げた。このグループの学生の一人が壇上に上がり、反学長の演説をしようとすると、今度は「大学イニシアチブ・グループ」の学生たちが「エルゲネコンのやつらは出てけ」とスローガンを叫んだ。学生たちの間に起こった騒ぎを68年世代が間に入って止めた。彼らは学生を落ち着かせた後、外で笛太鼓の演奏つきで、ダンスを踊った。
チメン・ケスキン・トゥラン、インジ・バシュプナル、ナディレ・マテル、イペキ・チャルシュラル、ステラ・オヴァディアも集まった。ケスキンは「女だっている」と強調して壇上へ上がり、演説した。チメン・ケスキンは、40年後、我々は非常に暗いところにいると語り、インジ・バシュプナルは「私たちの夢は個人的なものでなく、社会的なものです」と述べた。

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( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:14066 )