24軒の家が墓場に -非ムスリム老人の不動産をねらった殺人事件
2008年06月14日付 Yeni Safak 紙

高齢で身寄りのない非ムスリムの同胞を、その不動産に手を付けるために殺害した犯罪団を捜査した結果、恐るべきこと判明 :24人が行方不明。ベイコズに続いてシシュリの登記所所長と、ウムラニエ登記所の職員が一人、また逮捕された。

「登記犯罪団」は、非ムスリムで高齢の同胞らを追尾し、彼らの財産を拷問と脅迫によって手に入れた後、彼らを殺害して、その財産を売却したが、その魔の手で殺められた3人の遺体発見のほか、24人を更に殺害していたことが明らかになった。犯罪団に関する捜査は拡大している。一昨日逮捕されたベイコズ土地登記所所長ギュルテン・ドアン・テムル、2人の医者とほか35人に続いて昨日、シシュリ登記所所長とウムラニエ登記所の職員が一人、逮捕された。

犯罪団による最近の犠牲者の一人である、退職した歯科医師のシェムセッティン・ゲチギルさんとその弟のフィクリイェ・ゲチギルさんの、タクスィム・ジハンギル通りにある家は、2007年11月15日以降まったく静かである。殺害したシェムセッティン・ゲチギルさん所有のイスタンブルのイェシルキョイにあるアパートを、犯罪団が売却したこと、また被害者にはアク銀行に多額の貯金があること、この貯金が行方不明であることが分かった。ゲチギルさん所有のウムラニエにある2つのアパートも、2004年に売却されており、この売却と犯罪団との関係が捜査されていることが分かった。

■母親を誘拐した

犯罪団の殺害したシェムセッティン・ゲチギルさんは、テキルダーのチョルルで埋められていることが判明した。また、弟のフィクリイェ・ゲチギルさんも、清掃員らによって見つけられ、ゲブゼ・ダルジャ国立病院へ搬送され、集中治療室で治療下に置かれたが、先日、亡くなったことが分かった。

犯罪団は、ボスフォラス沿岸の邸宅の持ち主であるとして誘拐したある人物を殺害しようとしたが、不動産所有者ではないことが分かると、今度はその人物の母親を誘拐して殺害したといわれている。高齢の彼女を殺害した犯罪団が、その息子をも殺害しようとしたとき、警察の突入で救われたことが明らかになった。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:14068 )