「地理的表示保護」登録のアダナ・ケバブ、海外でも普及へ
2008年06月15日付 Radikal 紙

2004年に登録された「アダナ・ケバブ」のためにオーストラリアや北キプロス共和国からやって来た事業者らに証明書と技術保障マークが与えられている。ドイツ、イタリア、そしてフランスをはじめとするヨーロッパ各国の事業者らも登録証明書を得るための情報を得ようと問い合わせをしている。

アダナ商工会議所(ATO)は、2004年に「アダナ・ケバブ」について地理的表示保護を取得・登録し、これを提供するオーストラリアと北キプロス共和国の事業者らに証明書と技術保障マークを授けている。また、情報を得る目的でドイツ、イタリア、フランスをはじめとしたヨーロッパ各国の事業者からも問い合わせがあると明らかにした。

ATO会議メンバーであり、ケバブ品質検査委員会長でもあるヴェダット・バイラックタル氏は、アナトリア通信に対して行なったコメントで、トルコ国内はもちろん国外でも知られ、かつ人気のある「アダナ・ケバブ」の模倣がおこなわれ、品質が低下するのを妨げるため、2004年に行なった申請によりトルコ特許許可局から「地理的表示保護」を取得した、と改めて述べた。

バイラックタル氏は、登録したことにより、基準に合わない「アダナ・ケバブ」の提供を防止するという点で、かなり前進を遂げたと述べた。

同氏は、登録により、材料のわからない製品が消費者の手に渡るのが阻止されるとし、「登録したアダナ・ケバブの品質が低下せず、また同じ味で調理され、(これを)次世代に伝えるために品質管理作業を徹底しています。そしてこの作業の仕上げとして、トルコの諸県で証明書と技術保障マークを取得した事業所の調理師らに向けて、研修サービスを行なうことも盛り込みました」と述べた。

また国内で大半がアダナであるが、アンカラ、イスタンブル、ボル、ナジッリ、イズミル、メルスィン、ボドルム、そしてアンタリヤのような県にある200近い事業所が基準に合った「登録済みアダナ・ケバブ」を販売するよう、証明書と技術保障マークを授けたとも明らかにした。

「アダナ・ケバブ」がトルコの国内にとどまらず世界中に広まっているとし、バイラックタル氏は、また以下のように述べた。

「オーストラリアと北キプロス共和国のいくつかの事業所が証明書と技術保障マークを得ました。現在、我々は広報に労力を傾けています。申請はこれまでよりももっと増えるでしょう。なぜならドイツ、イタリア、フランスをはじめとするヨーロッパ各国で活動する、多くのトルコ人事業者が、この問題について情報を得ようとATOへ問い合わせているからです。関心を持つ人々も日々増加しています。登録に則ったアダナ・ケバブを販売するヨーロッパ各国のケバブ事業者の数も増えていくでしょう。こうして、国内同様、国外でも基準に適ったアダナ・ケバブが提供されていくでしょう。」

■ アダナ・ケバブの研修と品質管理

バイラックタル氏は、アダナ・ケバブ製造者及びケバブ店経営者組合の支援により、証明書を取得した事業所のケバブ調理師に向けた第一回セミナーが終了し、20名に修了証を授けたと話した。

同氏は、研修は、アダナ・ケバブ製造者及びケバブ店経営者組合により参加者らの宿泊費および交通費が賄われ、証明書を授けた全事業者の調理師たちを対象としているとして、その中で肉の準備や、ミンチの方法、串への刺し方、調理、そしてサラダなどとともに提供する方法まで、すべて詳細にわたって指導している、とも述べた。

アダナ・ケバブ製造者及びケバブ店経営者組合のシェフィク・アスラン組合長も、登録したアダナ・ケバブに関する品質管理を強化し続けていると述べた。

登録証明のない「アダナ・ケバブ」の販売を許可しないとしたアスラン組合長は、一方で証明証を持っていても基準を満たさない者には初段階で警告することを明らかにした。

基準外のアダナ・ケバブ提供を防ぐため研修をスタートさせたと話す同組合長は、「これにも関わらず基準を満たさず、これに反した者には、まず罰金が、最終的には彼らの許可証を剥奪する。しかしながら我々の目的は監視ではなく支援です。先に述べた状況にならないように望みます」と語った。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:14074 )