クロアチア・メディアのとんでも報道―トルコ戦はウィーン包囲?
2008年06月20日付 Milliyet紙

トルコA代表チームと今晩、対戦するクロアチアのスポーツメディアは、試合を「歴史」的観点から論じている。

ザグレブのメディアは、トルコが1683年のウィーン包囲を再現しようとしている、と表現している。24サタ紙は、「325年ぶりにトルコ人が再びウィーンを包囲」という見出しを出す一方で、ヴェチェルニ・リスト紙は、「これはウィーン包囲なのではないか?」という一面見出しを読者になげかけた。

新聞や一部の報道機関のニュースでは、オスマン帝国がウィーンを二度包囲したが、オーストリア=ハンガリー帝国はその庇護下にあったクロアチアの助けによってオスマン帝国軍を追い返した、と主張されている。

この間、ヴェチェルニ・リスト紙の質問に答えた元クロアチア代表サッカー選手のひとりで、現在、スラベン・ビリッチのコーチ陣のひとりであるアリョーシャ・アサノヴィッチは、
「これは思想の戦争なのです。この戦争は剣やヤリを使う戦争よりもずっと簡単かもしれませんが、トルコは非常に強いライバルです」
と述べた。

新聞各紙は、クロアチアとトルコの間の「戦争」が実のところ、インターネット上ではずっと前から始まっており、両者のサポーターともにインターネット・フォーラムで議論の場をつくっていることに目を向けさせている。新聞各紙のスポーツ欄は、トルコを「熱狂的」と定義する一方で、トルコ人選手がチームワークで戦っていることを伝えた。しかしスポルツケ・ノヴォスティ紙の質問に答えたクロアチアの選手イヴァン・ラキティッチは自信たっぷりに、「何もトルコ人の助けになるようなものはないでしょう。100%勝ちます」と断言した。

クロアチアで出版されている大半の新聞一面に掲載されたビリチ監督、あるいはサッカー選手の写真付き記事は、近づきつつあるトルコとの試合を読者に伝えている。その一方で、24サタ紙はビリチ監督の下の息子であるレオくんの写真と、「パパは勝つよ」という言葉を紙面に掲載した。

テレビ各局は番組の中で、クロアチアの大通りや路地、さらには乗り物に至るまでクロアチア国旗の色が塗られている様子や、大通りに設置された巨大スクリーンでクロアチアの人々が試合を見守ると報じている。

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(翻訳者:近岡由紀)
(記事ID:14111)