エジプト、地方の市町村で深刻なパン危機が継続
2008年06月20日付 Al-Ahram 紙

■ 一家族のパンの割当量は一日5枚以下
■ バスユーン市とその周辺でパン危機が深刻化

2008年06月20日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP地方面

【タンタ:アフマド・アブー・シャナブ】

バスユーン市の主要製パン工場の前で、激しい混雑が原因で市民同士の喧嘩沙汰が生じたことで、価格補助を受けたパンが不足しているためにバスユーン市とその周辺の村々では深刻なパン危機が続いていることが明らかになった。「価格補助を受けている小麦粉の割当量は1日12袋、つまり1家族全体で一日5枚以下のパンの分にすぎない」との製パン工場オーナーの発言を聞くだけでも、このことが十分にわかる。

バスユーン市議会では全市レベルで続くパン危機と、ガルビーヤ県のアブドゥルハミード・アル=シャンナーウィー知事が市民の食糧を商う商店に対し厳しい警告を発しているにもかかわらず、価格補助小麦粉の横流しと闇市場での売却が続いていることについて話し合われた。
(中略)

 サアド・マンスール食糧配給省次官は、当局は価格補助を受けたパンを十分供給できるよう、市民への義務を怠らないと指摘した。

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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:14131 )