タクシー利用でもクレジット・カード使用の時代に
2008年06月30日付 Zaman 紙

今日、買い物の世界ではもはやなくてはならない存在となったクレジットカードが、ついにタクシーでも使えるようになる。

特に現金を持ち歩かない客のために考案されたクレジットカードによる支払い利用は、タクシー運転手の(さらされる)強奪(のリスク)を防ぐこともできると考えられている。客がタクシーのメーターに表示された料金を分割払いすることも可能となる。殊に、外国人観光客が自国で利用しているクレジットカードでの支払いも可能になる。このように利用者のなかに観光客もいるタクシーの運転手は、外貨の為替レートを気にする必要もなくなる。イズミルで稼働する2824台のタクシーのうち約300台はクレジットカード利用を認めた。近々、すべてのタクシーがクレジットカード利用を認めると予想されている。

イズミル運転手・自動車業界組合のジェリル・アヌック会長は、タクシーで始まった変化は都市にプラスの影響を与えていると話した。そしてタクシーへの(高速データ通信を利用した)カード読み取り機搭載は役に立つだろうとも話した。アヌック氏は、「イズミルのような観光地で、外国人観光客が自国で利用しているクレジットカードを我々のタクシーでも使えるようになる」と話し、このおかげでタクシー運転手の仕事も楽になり、現金をくずしたり、為替レートをチェックするなどといったこともなくなることに注目した。アヌック会長は、クレジットカードの利用はタクシー運転手同様に国民の観点からも多くの簡易化を伴うとし、客がタクシーのメーターに表示された料金をクレジットカードにより好きなだけ分割払いすることさえできるとした。

イズミル・オート・ガレージのタクシー乗り場で働くタクシー運転手のヴォルカン・ユルドゥルム氏は、現金を使わなくなることで、強奪の危険にさらされるリスクもかなり減少すると話した。また「あらゆる類の買い物をクレジットカードで支払う客は、現金の代わりに支払いの際にクレジットカードを使いたがる。新たなクレジットカード利用の導入で人々のタクシー利用も促進されます」とし、カードのおかげでビジネスチャンスが広がると言っている。さらに、タクシーの窓に「クレジットカード使えます」と書かれているのを客はまず冗談だと考えたと話した後に、次のように続けた。「客がカード読み取り機を見るとクレジットカードが使えると信じる。カードが使えることを知った客は現金で払わなくなるだろう。」

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( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:14192 )