勇気ある警官、テロリストの策略を防ぐ 米国総領事館がテロの標的に
2008年07月10日付 Zaman 紙

イスタンブルのアメリカ領事館がテロの標的となった。建物の前で警備にあたっていた3人の警官が死亡したが、別の警官は悪しきテロ行為を阻止した。勇敢な警官は負傷しているにも関わらずテロリストたちに発砲し、3人は死亡、4人目は車で逃走した。

昨日テロの悪しき相貌が今一度明らかになった。イスタンブルのアメリカ領事館の前で職務にあたっていた警官らが銃で襲われた。要塞のような建物の入り口の警備室を標的にしたテロリストたちにより3人の警官が犠牲となった。犯人のうち3人はその場で殺害されたが、残り一人は逃走した。

情報によると、中に4人が乗った車が10:30頃領事館に近づいた。犯人の一人は警備室の扉を開け、中の警備担当ネディム・チャルク氏に殺害した。現場付近にいた交通警官のメフメト・オンデル・サチマルオール氏とエルダル・オズタシュ氏は銃声を聞き駆け付けてきたが、その後ろで仲間を待っていた2人のテロリストが発砲した。

重傷を負った28歳と21歳の警官は拳銃を離さず攻防を続けた。その間に同じく交通警官であるオスマン・ダール氏も応援に駆けつけた。通りで勤務していたダール氏は3人のテロリストを殺害した。領事館に入れないことを承知した上でテロを行い、トルコを正体不明の弾丸によって混乱に陥れようとしたテロリストの作戦は、勇敢な警官たちによって阻まれた。

(後略)

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:14261 )