アララト登山、一時禁止へ 誘拐されたドイツ人登山者救出作戦のため
2008年07月11日付 Milliyet 紙

テロリストによって誘拐された3名のドイツ人旅行者救出のため、開始された作戦を堅実に実行すべく、アララト山登山は一時禁止されたことが明らかにされた。

現地ガイドのケマル・チェヴェンと共に登頂するため、7月7日に登山を開始した13名のドイツ人は、3200メートル地点のイェシルキャンプでキャンプを設け宿泊した。そこでその晩、旅行者のキャンプは、自動小銃を携帯した5名の武装集団に攻撃された。テロリストたちは、ドイツ政府のクルド労働者党(PKK)への態度に抗議する目的で攻撃したことを明らかにした。旅行者グループのうち、ラルス・ホルガー・レネ(33)、マルティン・ゲオルグ(49)、ヘルムート・ヨハン(65)が誘拐された。

観光客ドイツ人たちは、登頂中にテロに遭遇したことで意気消沈し、その後ドウバヤズィトのホテルへと戻り、昨日の早朝に同郡を去った。

■厳戒態勢

ドウバヤズィトにおいて、ドイツ人旅行者への対応を行なったアール県のメフメト・チェティン知事は、誘拐された旅行者の捜索のため尽力することを述べた。チェティン知事は「安全面の理由から今日からアララト山への登山は一時的に禁止した」と述べた。

拉致された旅行者を救出するため、同地域で一昨日から救出計画が続行されている。陸空からの捜索が行なわれており、憲兵部隊も参加している。道路の制御を行なっている治安部隊は、アララトの山裾にある村への訪問希望者の身分を確認している。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:14265 )