国境を越えて「名誉殺人」―シリアからウルファへ
2008年07月20日付 Radikal 紙

ウルファ県アクチャケレ郡で、シリア人が、娘を連れ去った親族の家にカラシニコフ銃で襲撃した。襲撃で2人が死亡し、3人が負傷した。

事件は、(深夜)1時頃、アクチャカレ郡のビュユクナーネリ村のアクヤプラク部落で起きた。主張されたところによると、25歳のアリ・ティムルテュルカンは、3ヶ月前、シリアのラッカ市に暮らす遠縁の親族で、苗字不祥のシーリンを、結婚するために連れ去った。シーリンの家族は、アリ・ティムルテュルカンの家族に娘を返すように要請した。しかしこの要請は受け入れられなかった。シーリンの近親者と称する、氏名不詳のシリア人4人が、ティムルテュルカン一族が所有する国境近くの家にやってきた。シーリンをシリアへ連れ戻したいと述べた4人は、その家にシーリンとアリ・ティムルテュルカンがいないことを知って激怒した。シリア人は、携帯していたカラシニコフで家を連射した。

何十発もの銃弾を浴びた家にいたアリ・ティムルテュルカンの弟で、23歳のムスタファ・ティムルテュルカンと叔母にあたる27歳のラビア・ティムルテュルカンは事件現場で死亡した。28歳のオメル、63歳のシェムシェと6歳のベルフィン・ティムルテュルカンは負傷した。負傷者は、運び込まれたウルファ国立病院で手当を受けた。

軍警察は部落の広い範囲で厳戒態勢をとる一方で、逃亡しているシリア人の身元を割り出し、逮捕すべく捜査中である。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:14326 )