副大統領の発言、シオニストのメディアで反響を巻き起こす
2008年07月21日付 Jam-e Jam 紙

 イスラエルの各紙は、イランのラヒーム=マシャーイー副大統領が「イランはイスラエル人の友人」と発言したことを一斉に取り上げた。

 アレフ通信の報道によると、シオニスト系新聞のイェディオト・アハロノト紙は昨日付けの紙面で以下のように記している。「ラヒーム=マシャーイーの発言の背景として指摘しなければならないのは、これまでイラン当局がイラン国民と諸外国、なかでもアメリカ国民との友好関係に関して言及したことはあったが、しかしイラン当局者がイスラエルに関してこのような発言をしたのは、これが初めてだということである」。

 イェディオト・アハロノト紙は、イラン副大統領の発言は驚きであるとしつつ、以下のように続けている。「イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領が、イランはイスラエルの敵であると宣言している中で、副大統領は、イランは世界のどの国民にとっても敵ではないと述べたのである」。

 シオニスト系新聞ハアレツ紙もまた、このニュースについて以下のように報じている。「イラン副大統領のこのような発言の一方で、先週イラン高官当局は、イランの遠距離ミサイルはイスラエルを標的とすることも可能であると発表したばかりである」。

 ラヒーム=マシャーイー氏は昨日、閣議の傍らで、イラン人とイスラエル人の友好関係をめぐる自身の発言について否定し、以下のように述べた。「イスラエルに関してそのような発言をした覚えはない。私が『イスラエル』という言葉で意図したのは、パレスチナの民、ならびにパレスチナの地に住むユダヤ教徒のことである」。

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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:14362 )