キャラジ婦女連続殺人事件の犯人、インタビューに応じる
2008年07月13日付 Jam-e Jam 紙


【事件部】キャラジ各所で発生した8名の女性に対する連続殺人事件の捜査が行われている中、昨日早朝から会見を心待ちにしていた数十名にも及ぶマスコミ関係者の前に、容疑者が姿を現した。

 いまだ自らが逮捕されたことが信じられないといった様子の容疑者は、今回の機会にジャーメ・ジャム紙記者との質疑に応じた。

Q:歳はいくつか。
A:23歳だ。

Q:これまで何件の前科があるか。
A:2件だ。

Q:なぜ女性たちを殺害しようと決意したのか。
A:8ヶ月前、イラン北部からテヘランにやってきた。白タクを営んでいた。ある客を乗せたところ、目的地に客を送り届けることができなかった。彼女は、私が人さらいを企んでいると勘ぐり、私を訴えた。それ以来、私は女が嫌いになった。密かに二人の女と関係をもった。しかしその後、この女たちとトラブルになり、地域住民もこの秘密の関係を嗅ぎつけるようになった。それ以来、〔女への〕復讐を願望するようになり、女性殺害を決意した。初めてその決意を実行に移したのは、バフマン月〔2008年1~2月〕のことである。

Q:どのようにして被害女性たちを見つけたのか。
A:所有していた茶色の自家用車で、私は時々白タクを営んでいた。このようにして、私は標的を選び出した。彼女たちと会話し安心させた上で、彼女たちを自宅に引き込み、暴行を加えたあと殺害した。

Q:なぜ被害者たちの金品を盗んだのか。
A:自らの痕跡を残さないために、彼女たちが身につけていた金や靴を盗み、遺体をシーツにくるんで棄てた。被害者が窃盗犯に襲われたと勘違いしてくれるだろうと考えてのことだった。

Q:殺害のあと、どんな気分になったか。
A:最初の殺害のあとはすごく怖くなり、数日間自宅から出られなくなった。しかし殺人を続けようと、再度決意した。

Q:独身か、既婚か。
A:既婚だ。

Q:被害者は抵抗しなかったか。
A:抵抗した。私ととっくみあいになった。しかし彼女たちの命乞いには耳を貸さずに、スカーフで絞殺した。

Q:妻は殺人のことを知っていたか。
A:いいや、知らなかった。彼女が地方に行っていた時に、殺害を実行した。

Q:殺人の本当の動機は何か。
A:分からない。欲情のためかもしれないし、復讐のためかもしれない。

Q:警察が君を追っているということを、新聞で読んだか。
A:いいや、私は新聞を読まない。ただ、私には前科があるので、遅かれ早かれ逮捕されるだろうということは感じていた。

Q:あと何人殺そうと思っていたのか。
A:分からない。(沈黙)

Q:なぜ自宅のある場所から逃げようと考えたのか。
A:隠れ家はもはや安全ではないと感じたからだ。妻には仕事を見つけるために、一緒にラームサルに行こうと言った。偶然、門番として雇われることになった。しかし逮捕されてしまった。

Q:なぜ遺体を自宅付近に遺棄したのか。
A:遺体を隠す暇がなかったからだ。遺体は高速道路脇や人混みの多い場所に棄てた。誰かが遺体を発見するかどうか、確かめるためだった。

Q:君はもう、行き着くところまで行ってしまった。どんな重い罰が待っているか、分かっているのか。
A:分かってるさ。ただ、妻には謝りたいと思っている。私は彼女を裏切ってしまった。今社会では、私は殺人鬼として通っている。まだ妻は、私が殺害犯であることを知らないはずだ。かつて私が罰金刑に処せられた時の客の女の訴えで、逮捕されたと思っていることだろう。

 記者の報告によれば、ホセイニー・ラーズリーギー予審判事による司法命令で、8件の殺害事件の現場の復元が命じられたとのことである。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:14398 )