エジプト政府が配給対象に子どもを追加する処置を開始、配給物資を受け取る人が増加
2008年07月21日付 Al-Ahram 紙

■ 今月頭から配給を開始…価格上昇は押さえられるか!?
■ 新たに国民1900万人を二ヶ月間、配給カードに追加
■ 配給品の受け取りに出向く人が増加
■ 申し込みが遅れた人たちからの受付を継続

2008年07月21日付アル・アハラーム(エジプト)HP特集面

【ナーディヤ・アル=マッラーフ】

 1988年から2005年の間に生まれた青少年について、2月1日から5月末までに追加申請を提出した父親や祖父たちの配給カードに彼らの分の配給物資を追加する制度が、この7月1日から運用されているが、7月に入ってからこれまでのところ、配給物資の提供はどのように進んでいるのだろうか。

 市民たちは今回の実施を賞賛しつつも、配給物資の量を操作する行為を防止するメカニズムの整備を求めている。一方、関係者達はこの試みの評価を継続し、あらゆる物資を市民に提供していくと共に、特に申し込みに遅れた人たちからの受付を拡大すると明言する。

 〔子どもも配給の対象に加えるという〕今回の実施は20年来待ち望まれてきた。そのため社会連帯省配給局の担当者は、「何らかの理由で期間内の追加申請提出に遅れてしまった市民からの申し込み受付を継続する。追加措置の門戸はこれからも常に開かれている」と強調する。(中略)

 そしてあらゆる市民が補助の恩恵を無駄なく受けられるよう、受益者の手元に物資が届けられているかどうか、配給所への監督業務を強化し、配給物資の量や価格を操作していることが明らかになった場合には法に則って処罰し、その配給所に割り当てられた物資を同じ地区の最寄りの消費者センターに振り分けて、業務を引き継がせるという。

(後略)

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( 翻訳者:小林洋子 )
( 記事ID:14407 )