トルコ国籍サッカー選手は、EU国籍扱いに
2008年08月03日付 Radikal紙

国民的サッカー選手ニハト・カフヴェジ選手がレアル・ソシエダ(スペイン)でプレイしていた時期に起こした訴訟に完全に片がつき、プロのトルコ人サッカー選手はヨーロッパで欧州市民身分でプレイする権利を手にした。

トルコ共和国よりも先にサッカー選手が欧州連合に加盟。欧州司法裁判所がとった判決に従い、ヨーロッパ経済委員会(CEE)とトルコ間の協同合意を理由とし、EU加盟国でプレイするプロのトルコ人スポーツ選手らは「欧州市民身分のプロ選手」となることに対しまさに権利が与えられたことが明らかにされた。こうした判決が下されるに大いに貢献したのは、スペインで活躍するトルコ人プレイヤー、ニハト・カフヴェジ選手である。

ラ・リーガ(スペインのサッカーリーグ)のチームの一つ、ビジャレアルでプレイしているカフヴェジ選手の弁護士ホアン・ドゥ・ディオス・クレスポ氏は、欧州司法裁判所の判決によって、ニハト選手が欧州市民身分のプレイヤーであることが確実になったと明らかにした。2004年1月のマドリード高等裁判所の判決によって、スペインでは欧州市民身分をもつサッカー選手として知られていたニハト選手だが、彼は今後すべてのEU加盟国でその地位に関して確固たる権利を得たと述べられた。

クレスポ弁護士は、EU加盟国のスポーツクラブと契約を結んだ全てのトルコ国籍のプロ選手は、今後いかなる国であれ、欧州市民身分でプレーし、ニハト選手と同じ立場にある全スポーツ選手は、上記裁判所の判決の恩恵を受けることになると表明した。書面による発表を行った同弁護士は、この判決の効力は単にトルコのスポーツ選手のみでなく、同裁判所を認める全諸国を対象とするとした。

ニハト選手がレアル・ソシエダでプレーしていた際に欧州市民身分を求めて裁判を起こしたクレスポ弁護士は、2004年に同選手の欧州市民身分を認めたマドリード高等裁判所の判決を、欧州司法裁判所に持ち込んだ。7月28日に同裁判所がニハト選手の欧州市民身分を認めたことを正式に伝えてきた際、インターネット上の書面で、「ニハト選手は、欧州市民身分を全トルコ人のために獲得した」とした。

またニハト選手の訴訟が2001年から2002年のシーズン中に始まったことと、2004年にはマドリード高等裁判所において出された判決は法的にも「予見的な判決であったこと」を明らかにし、長い裁判を戦い抜いたあとにニハト選手が確固たる欧州市民身分を勝ち取った、との表現を用いた。

ニハト選手のために出された判決が、これまではトルコ国籍でプレイしていた他のトルコ人選手らにもあてはまるはずだとし、法的にはスポーツチームと契約したすべてのトルコ人サッカー選手あるいは他の競技の選手らが、今回ニハト選手に対して出された判決を判例として、欧州市民身分をもってプレイする権利をすぐにも手にするだろう、と述べた。

いまのところ、スペインのレアル・ベティス在籍のメフメト・オーレリオ選手、ヘタフェ在籍のイブラヒム・カシュ選手そしてレクレアティーボに在籍するエルセン・マルタ
ン選手が欧州市民身分をもたないが、今後は彼らにも同身分でプレイする道が容易に開けるとみられている。

■ニハト選手:「トルコサッカーにとって重要だ」

ニハト・カフヴェジ選手は、この知らせを受けて、「トルコサッカーにとって本当に重要だ」という見解を示した。ニハト選手はスペインで2004年以降欧州市民身分のサッカー選手としてプレイしていることに触れ、「スペインのチームではEU加盟国以外からはたった3人の選手にしかプレイする権利がない。これはもちろんトルコ人プレイヤーにとっては困難な状況だ。おそらく今回の決定によってトルコ人サッカー選手の未来は拓かれよう。でももっと重要なことがあって、それはトルコ人選手が外国でプレイすることに対する決意と、それを強く望むことだ」と語った。

トルコ人サッカー選手らに「吉報」を与えたクレスポ弁護士は、スポーツ選手らの法的訴訟を扱うスペインで有名な弁護士であり、また2001から2002年のシーズンにカフヴェジ選手が在籍したレアル・ソシエダがトルコ人選手に対して欧州市民身分を与えるようにと訴訟を起こした関係者であることがわかった。

ニハト・カフヴェジ選手はこの弁護士が現在、彼の個人弁護士ではないということも付け加えた。

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:14420)