トルコ国民をグルジアから救出するため準備開始
2008年08月11日付 Zaman 紙

トビリシのトルコ大使館当局者の情報によると、南オセチアでの武力衝突が続いている中、首都のトビリシとその周辺で暮らしているトルコ国民を安全に避難させるための活動が行なわれている。対策の一環として、まずトルコ国民をアゼルバイジャン国境にあるクルムズ・キョプリュ国境門から避難できるようにアゼルバイジャン政府との交渉が始まった。グルジアのサルプ国境門も、非常事態時にトルコ国民の避難に使用することが計画されている。

コーカサス諸国で運送業を営む企業幹部のアフメト・オルネキさんは、5日前にグルジアのゴリに行った運転手のひとりユスフ・アスランさんが携帯電話からメールを送ったと説明した。オルネキさんは、アスラン運転手のメールに以下のような表現があったと説明した。
「足止めにあっている。戦争が終るまでは、税関から出られない。爆弾が我々の左右、すぐそこで爆発している。私は安全なところに避難した。助けてください。生死にかかわる非常に危険な状況にいる」
オルネキさんは、他のトルコ人運転手も戦争の渦中にいると述べた。

この戦争で、サルプ国境門の出入りも減っている。アルトヴィン県知事のジェンギズ・アイドードゥは、「ここでは一日平均1000台の国際輸送トラックが出入りしている。この数字がこの3日間でやっと1000台に達する状況だ。ここで現在60台から70台の国際輸送トラックが待機しているが、この不透明な状況が終るまでは留まりたい様子だ」と話した。

グルジアで身動きが取れなくなったヨーロッパ人達は、トルコとアルメニア経由で非難している。ポーランドは、グルジアに取り残された国民を、トルコとアルメニア経由で避難させると発表した。イタリアも120人の国民をアルメニア経由で非難させた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:14474 )