内相の学歴詐称疑惑浮上:国会議長、学位証書の調査を指示
2008年08月13日付 Jam-e Jam 紙
〔メフル通信に掲載されたコルダーン内相の名誉博士号取得証書とされるもの〕
〔メフル通信に掲載されたコルダーン内相の名誉博士号取得証書とされるもの〕

【政治部】アリー・コルダーンが内相という困難かつ重責を伴うポストに就任して間もなく、同氏の名誉博士号取得証書の真偽をめぐる報道やニュースが世間を騒がせている。

 内相の名誉博士号証書の真偽をめぐる議論や噂は、同氏に対する国会の信任投票会議で同氏に反対した議員らの発言に端を発している。これらの議論は、しかし大統領が内相に指名した同氏に対する国会の信任決議を経ても収束しなかった。むしろあるインターネット・ニュースサイトの追及に対して、オックスフォード大学が公式声明を発表し、内相の名誉博士号証書が本物ではないことを認めたことで、問題は新たな局面に突入している。アリー・ラーリージャーニー国会議長が国会の教育・研究委員会のアッバースプール委員長に対し、コルダーン内相の学歴証書の真偽を調査するよう通達したのである。

 〔イラン国会の官報である〕「国民の家」の報道によれば、アリー・ラーリージャーニー国会議長がアリー・アッバースプール委員長に宛てた通達には、次のようにある。「コルダーン内相の学歴証書の真偽をめぐり、一部の報道により疑惑が生じていることを受け、教育・研究委員会は科学技術省の協力を得て本件につき調査を行い、その結果を可及的速やかに国会に報告されたい」。

 内務省は日曜日(8月10日)夕方、アリー・コルダーン内相の就任式の終わりに、内相の名誉博士号証書のコピーを報道陣に公表した。

 ニュースサイト「アレフ」は、綴りの誤り等証書の問題を指摘し、同証書がオックスフォード大学により発行された公式な証書と適合しないと主張して、コルダーン内相の学歴証書の真正性に疑義を呈している。
〔訳注:例えば entitledとすべきところが、intitleになっている〕

 また同ニュースサイトは、オックスフォード大学とのやりとりの中で、アリー・コルダーン内相の名誉博士号証書のコピーを送付し、同大学に次のように質している。「コルダーン氏の主張は、イランのニュースメディアの間で議論を巻き起こしています。アリー・コルダーン氏は、オックスフォード大学から名誉博士号を取得したと主張しています。彼は2000年6月に名誉博士号を取得したことを示す、エドモンド・ロールズ(Edmund Rolls)、アラン・コウィ(Alan Cowey)、P・E・ブラアント(P. E. Bryant)ら3名の教授の署名が入った証書のコピーを公表しています。貴大学は同証書を本物だと認めますか?」

 ニュースサイト「アレフ」の照会に対してオックスフォード大学は、「本校には、アリー・コルダーン氏が名誉博士号その他学位を取得したことを示す記録は存在しません」と回答している。

 なお、上述の3名の教授、エドモンド・ロールズ、アラン・コウィ、P. A. ブライアントは一時期同大学に籍を置いていたが、いずれの教授も法学の専攻ではないことから、大学の証書に署名できる立場にはない。
〔※訳注:本記事には触れられていないが、コルダーン内相は「比較法学」の分野で名誉博士号を取得したと主張している〕

(後略)

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( 翻訳者:柴田愛子 )
( 記事ID:14503 )