イラク・クルディスタン自治区のハラブジャで広島原爆投下63周年の記念式典
2008年08月07日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ ハラブジャ市の市民が広島原爆投下63周年を記念

2008年08月07日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【スレイマニヤ:イラクの声通信】

〔クルディスタン自治区〕スレイマニヤ県ハラブジャ市*の市民や高官たちが、日本の広島原爆投下63周年を記念した。1945年にアメリカによって投下されたこの原子爆弾により、広島では14万人の犠牲者が出た。*〔旧フセイン政権によって1988年に化学兵器が投下されたハラブジャではヒロシマ・ナガサキへの関心が高い〕

殉教者・アンファール作戦**犠牲者担当省内のハラブジャ記念碑担当局との協力により、『平和のための世界地方自治体連合』が式典を主催し、ヒドル・カリーム市長ほか、ハラブジャ市の高官が多数出席した。**〔1988年にイラク軍がクルド人に対して行った掃討作戦〕 

サルヒール・ガッファール代表はこの式典の目的について、「広島の犠牲者を追悼し、彼らに対する我々の共感の念を表明すること」だと語った。

アメリカによって投下された原子爆弾によって、広島では14万人の犠牲者が出た。その三日後には二つ目の原子爆弾が長崎に投下され、7万人の犠牲者を出した。その6日後である1945年8月15日に日本は降伏し、第二次世界大戦が終結した。

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( 翻訳者:根田文佳 )
( 記事ID:14547 )