潜水艦「ガーエム」の生産ライン、稼働
2008年08月26日付 Jam-e Jam 紙


【政治部】《政府週間》3日目、潜水艦「ガーエム」の生産ラインが、国防軍需大臣モスタファー・モハンマド・ナッジャール准将立会いの下、国防省海事産業機構で稼働を始めた。

 報道中央局が伝えたところによると、中型潜水艦「ガーエム」は各種魚雷・水中ミサイルの搭載・発射、及び特殊部隊の輸送が可能である。

 モハンマド・ナッジャール准将は潜水艦「ガーエム」の生産ライン開業式で、我が国の海上国境線が長大であることに触れ、領海防衛のためには〔領海内に〕力強いプレゼンスを有することが必要であると強調し、次のように説明した。「国防省はこの戦略のもと、海事産業における自立自尊へ向け、最新鋭の水上・水中兵器の装備を目的とした膨大な投資を行ってきた」。

 国防相は、「今日、国防省の栄誉ある革新的な専門家たちの尽力により、各種艦船の生産において自立自尊が成し遂げられた」と述べ、「ペルシア湾及びオマーン海において力強いプレゼンスを誇るイラン・イスラーム共和国は今日、この戦略的地域の平和と安全を守る最大の存在である」と話した。

 モハンマド・ナッジャール准将はさらに、次のように述べた。「国防省ならびに強力かつ士気の高いイラン・イスラーム共和国軍は、抑止力の生産と完璧な力〔の保持〕によってホルモズ海峡という戦略的航路の安全を守っている。この極めて重要な航路の安全〔の確保〕は自国、そして地域のあらゆる国々にとって死活問題であると認識している」。

 国防相は、ペルシア湾、特にホルモズ海峡の安全上最大の脅威は地域の外からやってきた外国軍〔=米軍など〕であるとした上で、次のように付け加えた。「これらの部隊の完全撤退が、この地域における永続的な安全実現のための土台を用意するだろう」。

〔中略〕

 さらに、国防軍需相及びイラン・イスラーム共和国海軍司令官の立会いの下、「ガディール」型潜水艦2隻も正式にイスラーム共和国海軍艦隊に編入された。

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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:14593 )