カルバラー武装グループリーダーに死刑判決
2008年08月31日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■昨年のカルバーラ事件首謀者に死刑判決

2008年08月31日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【カルバラー:イラクの声通信】

カルバラー控訴院長は、裁判所が昨日土曜(30日)、武装グループリーダーの一人に死刑を求刑したと述べた。被告は昨年カルバラー市内の聖者廟で起きた事件の首謀者である。

アブド・ヌール・アル=フィトラーウィー裁判官が明らかにしたところによれば、「2007年の市内聖者廟での武装グループ対立事件において、アリー・シャリーアが主たる画策者であることが、本人の自供並びに証拠物件により立証された。これにつき、カルバラー控訴院は同人の死刑判決を出した」。

裁判官は、シャリーアが「このような判決に値する罪人」であると裁判所がみなした故の求刑であると述べたのみで、それ以上の詳細は明かさなかった。

2007年8月28日、カルバラーにおいてシャアバーン月(イスラム暦第8月)半ばの参拝と祭礼が行われている最中に、治安組織と武装グループの衝突が発生、死傷者は数百に達し祭礼が延期された。

昨年6月初め、イラク治安部隊と米軍がアリー・シャリーアと他4名、ムフシン・シャリーアと呼ばれるムフシン・アブド・タッハーン、ハイダル・ジューリー、サイイド・ムナーディルと呼ばれるムナーディル・ジャーシム・ムハンマド、ラッザーク・アッ=サンマークを逮捕した。治安筋によれば、サンマークは、カルバラーの2地区アル=ガディールとアル=アーミルでの作戦隊長であり、アリー・ブン・アビー・ターリブ(第4代正統カリフ、シーア派初代イマーム)と称する部隊の指揮官である。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:14604 )