大モスク建設予定のケルンでのイスラム排斥主義集会、不発
2008年09月21日付 Hurriyet 紙

 ドイツのケルンで予定されていた「イスラム排斥主義集会」は人種差別主義者であるという理由により失敗に終わった。

 宗務トルコ・イスラム連合(DİTİB)がケルンで建設を望んでいるモスクに反対していることで知られる極右組織プロ・ケルンの支持者らは、厳重な警備の下、集会のため昼頃ホイマルクト広場を訪れる予定であった。しかし「自治」を名乗る左翼組織が、広場へと繋がる道を封鎖した。5000人の警官が、対立する組織間で勃発した闘争に催涙ガスを用いて介入した。警察は極右組織の支持者のうち数名を警護したが、空路でこの都市を訪れようとしていた他組織には許可を与えなかった。レストラン、ホテル、バス、そしてタクシーも人種差別主義者を受け入れなかった。

 結局50人の極右組織支持者が集会会場への到達に成功したが、プロ・ケルンは警察からも痛手を受けた。集会の開始予定時刻の5分後、現地時刻12時35分に警察は、「国民の安全が優先事項」であるという理由で人種差別主義集会が禁止されたと発表した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:14743 )