イランにおけるインターネットの普及率、53%に達する見込み
2008年09月16日付 E'temad-e Melli 紙

【イラン学生通信】「ビジネス・モニター」(BMI)の報告によると、2007年末のイランのインターネット人口は1250万人に達しており、インターネット普及率は2007年末時点の17.7%から、2012年末には53%に達するだろうと予測されている。

 BMIは報告の中で、イラン通信会社(TCI)と国際電気通信連合(ITU)が示した統計が異なっていること、また家庭内のコンピューターの多くが共同で利用されたり、図書館やネットカフェ等の公共スペースでのインターネットの利用が多いことが原因で、イランでのインターネットユーザー数の推計は困難であると指摘した上で、自らの報告の根拠としてTCIの統計を用いたとしている。

 この報告によると、イランでのブロードバンドによるインターネットの普及率は、2007年末の時点で1.2%であった。またこの機関の予測によると、ブロードバンド普及率の伸びは今後数年間鈍いまま推移し、2012年末までに2.4%を越えることはないであろうとしている。

 この報告はまた、イランの携帯電話市場にも注目している。それによると、人口の50%が24歳以下というの若者人口の存在を考えるならば、イランの携帯電話市場は注目すべきポテンシャルを有しており、データ・サービス及び付加価値サービスの最重要市場に変貌する可能性を有しているという。

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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:14767 )