トルコ実業家協会ヤルチュンダー会長、「状況は深刻、慎重になりましょう」と発言
2008年10月11日付 Yeni Safak 紙

トルコ実業家協会(TÜSİAD)アルズハン・ドアン・ヤルチュンダー会長は、「グローバル資本主義の将来とトルコ」というテーマの会議で、世界的な危機とそれがトルコにもたらす影響について考えを述べた。

同氏は、今回の危機は世界経済が1930年代以降に直面した危機の中で最大のものであることに注意を引き、次のように続けた。
「トルコは、融資が必要な450億ドル(約4兆5,194億円)の今ある赤字とともに危機に直面している事を忘れてはなりません。危機の進展が金融市場へ波及することを考慮すると、民間部門の1,400億ドル(約14兆602億円)にも達する対外債務も重要なリスク要因として注意しなければなりません」
ヤルチュンダー会長は、外国投資家の能力が落ちていることは、単に金融リスク要因としてではなく、同時に経済成長プロセスを滞らせると述べ、「トルコ経済もこの金融危機により損害を受けるでしょう。われわれは慎重にならねばなりません」と語った。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:14881 )