懲役刑で新聞記者をだまらせている 民主主義を標榜する国の矛盾
2008年10月21日付 Milliyet 紙

「新聞記者たちが懲役刑で黙らされていることは、民主主義を標榜する国と矛盾している」

報道機関協会は、「新聞記者たちが懲役刑で黙らされていることは、国民が情報を得る自由に対する最も重大な障害であるだけでなく、民主主義を主張する一国としても、深刻な矛盾となっている」と述べた。
その発表では、コペンハーゲン基準に批准するために踏み出した第一歩から急速に後退しており、そのプロセスを懸念とともに注視していると述べられた。

■ 裁かれる新聞記者たち
「報道と表現の自由に対する圧力に、最近では新聞記者が懲役刑にかけられることが加わった。ヒュッリイェト紙のヌレッティン・クルト記者は、ベルパ総局のヤルチュン・ベヤズ局長の同居人が検察局に告発したことを報道したために、1年6ヶ月22日の懲役刑を受けた。
アンカラ第11重罪裁判所は、警察総局、国家諜報機構、そして軍警察総司令部に与えられている監視権について報道したミッリエト紙のギョクチェル・タヒンジュオール記者とヴァタン紙のケマル・ギョクタシュ記者の懲役刑の求刑を審議している。

新聞記者が懲役刑で黙らされていることは、国民が情報を得る自由に対する最も重大な障害であるだけでなく、民主主義を掲げる一国としても深刻な矛盾となっている」

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( 翻訳者:大田垣綾子 )
( 記事ID:14951 )