保健省エイズ管理局長、国内における第3次エイズ流行を懸念
2008年10月21日付 E'temad-e Melli 紙

【メフル通信】保健・医療教育省エイズ管理局長アッバース・セダーガト博士は、無防備な性行為による第3次エイズ流行の危険に言及し、警告を発した。

 セダーガト局長は、「現在、注射器を用いた麻薬常習が国内における最大のエイズ・ウイルス感染経路であり、69%を占める。一方、他国で最も多い感染原因は性交渉である」と述べた。

 同局長は、「無防備な性行為による第3次エイズ流行〔の危険〕は増しており、国内におけるエイズ感染原因の約12%は性行為によるものであると報告されている」と続けた。

 同局長は、現在までに1万8300人のエイズ感染者が確認されているとしたうえで、「このうち70%は25~44歳である」と語った。

 同局長はまた、次のように述べた。「今年、保健省はエイズ関連予算に500億リヤール〔約5億円〕を割り当てており、さらに1000億リヤールの予算が国際機関より予防・治療・警戒のためのプロジェクト全体のために割り当てられている」。

 同局長はまた、現在、保健省のもとでエイズ等行動起因性疾患相談センター70箇所が国内で活動していることを明らかにした。

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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:14975 )