バルザーニ議長からトルコにメッセージ
2008年10月30日付 Yeni Safak 紙

ワシントンに滞在中のイラク北部クルド地域政府メスート・バルザーニ議長は、トルコに友好のメッセージを送ったと述べた。

駐ワシントンのクルド地域政府代表部が、ホテルでバルザーニ議長のためにレセプションを催したが、そこでバルザーニ議長は、記者の集団に「トルコに友好のメッセージを送ります」と述べた。

バルザーニ議長はレセプションでのスピーチで、アメリカに対して、「イラクを独裁から救ってくれた」と感謝の意を表し、「近隣諸国と最良の関係を築くよう努めています」と話した。

イラク北部地域政府の駐ワシントン代表クバット・タラバーニーも、アナトリア通信との会見で、次のように述べた。「トルコとの関係を強化させるために、また地域の平和と安定を確実にするための解決策を模索し続けます」

レセプションには、イラク戦争の戦略立案者の一人、ポール・ウォルフォリッツ元国防副長官、元米国の駐バグダッド大使で現米国国連大使のザルメイ・ハリルザド、イラクでの連合暫定施政当局長ポール・ブレーマーと、ディック・チェイニー米副大統領の元主席補佐官で、近年ワシントンを揺るがしたCIA工作員の情報漏洩事件で、虚偽供述をしたとして有罪とされたルイス・ルビーが参加した。アメリカ合衆国現政権の有力者らはレセプションに出席していない。

バルザーニ議長は、これより前にホワイトハウスでジョージ・W・ブッシュ米大統領と会談している。この会談で、またバルザーニ議長がワシントンで行った別の会談でも、テロ組織クルド労働者党(PKK)問題が取り上げられたことが明らかとなった。バルザーニ議長は1日前ディック・チェイニー米副大統領と、コンドリーザ・ライス国務長官と会談した。

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( 翻訳者:三村麻衣 )
( 記事ID:15016 )