警官隊に投石するクルド系少年たちの声―ヴァンで
2008年11月02日付 Radikal 紙

ラディカル紙はヴァンで警官に投石した少年たちに話を聞いた。少年たちの共通点は将来に期待が持てないことである。

特に最近PKK支持のデモで警官と衝突し、警官に石を投げた様子が目撃された少年たちの共通の特徴は、将来に期待が持てないことである。投石をゲームだと考えている少年もいれば、警官から打たれたために復讐心で投げたと語る少年もいる。ラディカル紙は、ヴァンで投石をした少年たちに話を聞いた。

M.D.(14):兄が来たので僕も来た。兄は高校を出て、今自動車修理工場で働いている。「自分は学んだが、何になったというのか」と言っている。皆が石を投げたので僕も投げている。

Z.D.(13):僕たちはあそこの兄たちと来た。彼らが石を投げているなら、何か訳があるんだ。(「君の投げた石が警官に当たったら」と言われると)警官たちも僕たちに爆弾を投げている。映画やパソコンゲームのようにとてもわくわくする。でも時々は怖くもある。

A.Ç. (15):僕の姉は今刑務所にいる。姉が悪い人だとは思わない。なぜ刑務所にいるのかもわからない。僕は以前にも石を投げた。最初投げたとき捕まって、何度も殴られた。母と姉さんはののしられた。僕が警官たちに思い知らせてやる。

S.Y.(14):僕は父親がいない。母親も僕がここに来ていることを知らない。知ったらとても怒るだろう。母親は僕に「勉強してちゃんとした大人になりなさい」と言うが、勉強しても金を稼げないだろうというのはわかっている。あの(投石している者の)中には勉強している者もいるが、彼らも無職だ。僕は今年の夏イスタンブルに行った。とても綺麗な町で、こことはまったく違う。政府はここに何もしてくれない。僕たちがクルド人だから…。

M.(13):僕の兄はイスタンブルの大学で勉強して、その後山に行った(PKKに加わった)。トルコ共和国が兄を殺した。今僕はある修理工場で働いているが、稼ぎは少なく、いつも怒鳴られている。あそこで働きたくはないが父親は無職だ。名前は書かないでください、そうでないと僕も兄のように殺されるから。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:15038 )