「国営メディアは結婚の正しい文化を広めるべき」:パナーヒヤーン師、異性間の婚前交際に苦言
2008年11月03日付 Iran 紙

異性との婚前交際は若者たちにとって支配的ではなく、むしろ多くの若者はイスラームの倫理に忠実である。

 ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンで大学最高指導者代理事務所のアリーレザー・パナーヒヤーン所長は、「イラン紙夕刊版」記者とのインタビューの中でこのように指摘した上で、「若者は結婚前に異性と接触を持つべきだとする考え方は、すべての若者が共有している見方ではない。むしろ家族との相談を活発にし、結婚前の〔異性との関わり合い方に関する〕宗教的価値観に注意を払うことが、彼らの間でも重要視されている」と語った。
〔訳注:「ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン」とは、シーア派宗教指導者の位階の中で「アーヤトッラー」に次ぐランクの宗教指導者に与えられる尊称。「大学最高指導者代理事務所」とは、ハーメネイー最高指導者が全国の各大学を監督するために設置した監督事務所の統括機関。最高指導者は全国の様々な機関に自らの代理を派遣し、その活動を監督している〕

 同師は、家族が子供の伴侶を選ぶ際、時に間違いを犯すこともあるとした上で、「家族が子供に対して自らの役割をきちんと果たさず、それがもとで誤った伴侶選びを子供たちにしてしまうことがある。実際、若者の方が結婚に際して正しい選択を行い、問題を未然に防いでいるケースも見受けられる」と付け加えた。

 その上で「現在、一部の家族は子供たちの婚前交際に対して〔前向きな〕関心を示しているが、この種の関係は何よりも、〔結婚前の〕女性たちを傷つけるものであるということを理解していない」と苦言を呈した。

 同師はまた、家族の次にメディアの役割が重要だとした上で、次のように述べた。「マス・メディアは、若者同士の関わり合い方についての正しく健全な文化〔の醸成〕に極めて大きな影響力を有している。というのも、市民はメディアを参照することが多いからだ」。

 その上で「これまでのところ、国営メディア〔=イラン国営放送〕がこの件に関して、自らの役割をきちんと果たしてきたとは言い難い。残念なことだが、ある脚本家などは若者問題についてロクに知りもせずに、様々なテレビ番組の中で〔男女関係に関する〕自らの個人的な考えを〔社会に〕押し広めようとしている」と不快感を示した。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:15047 )