英国人の「アタテュルク」というトレードマーク登録に対し、トルコが提訴
2008年11月05日付 Milliyet 紙

英国人が国外でアタテュルクの名を商標登録したことを受け、トルコは対応策に出た。

トルコで法的に保護されている「アタテュルク」の名が、EU諸国の様々な製品の商標に使用するため商標登録されたことが明らかとなったことを受け、通産省は法的対策に打って出た。同省は、ドイツ特許法のトルコ語への翻訳を開始し、現行法に照合した後、ドイツ特許裁判所で「商標無効」を求め提訴したことが伝えられた。
また同省は、トルコ特許協会を通じ、EU域内市場総局(OHIM)に異議申し立てを行う予定であることも伝えられた。
トルコでは「アタテュルク」の名は商標として使用されていないが、EU加盟諸国とドイツでは、アタテュルクの名が、商標としてもサインとしても使用されるよう商標登録されたことが明らかになっている。
イギリス系ムスリムであるムハンメド・スジャー・ジィオヘル・ヤクーブ氏が、「アタテュルク」の名を、2005年10月5日からEU商標として全EU加盟国で使えるよう商標登録したことが明らかになっている。
ドイツ在住のテゼル・レプレビジ氏も2000年と2002年に申請し、アタテュルクの名をドイツのみで商標登録したことが分かっている。
またドイツでは、トルコ国籍のティムール・カースムという名の人物が、2005年にアタテュルクのサインを商標登録したことが明らかになっている。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:15058 )