キルクーク・ジェイハン間のパイプランが爆発 石油がアタテュルクダムに流れ込む
2008年11月07日付 Zaman 紙

シャンルウルファのボゾヴァ郡のヤルンタシュ村で、国営石油ガス・パイプライン輸送公社 (BOTAŞ)所有のキルクーク-ジェイハン間のパイプラインが爆発した。パイプラインから流れ出た石油はアタテュルク・ダムに流れ込んでいる。

何トンもの原油が混ざった水の中で生息していた大量の生物が命を落とし、中には自ら陸地に逃れる動物もいた。原油の臭いは50キロ離れたウルファでも感じられるほどだった。シャンルウルファのボゾヴァ郡付近で、一昨晩BOTAŞ所有の40インチのパイプラインが詰まり、爆発した。爆発後、パイプラインの原油は、200メートルの高さまで吹き上がった。

爆発に気づいたある村人が軍警察(ジャンダルマ)に通報後、BOTAŞに連絡された。爆発後、5キロ四方とアタテュルク・ダムに流れ出た石油を、アダナとハタイから駆けつけたBOTAŞ関係者が制御した。爆発現場近くの両側の栓を閉じたBOTAŞは、川からアタテュルク・ダムに流れ込むのを防ぐため、ブルドーザーを使用し土で防壁を作った。

昨日朝、国営水道局(DSİ)とBOTAŞがブルドーザーを使って石油が流れ出た川を土で埋めた。広範な警備対策が施された同地域で、関係者たちはまず爆発が起こったパイプラインの原油をポンプで吸い、アダナとハタイから来た30トンタンカー5台に積んだ。

石油は、パイプラインから流れ出し、干上がった河床を通り数キロメートルの範囲に拡大した後、アタテュルク・ダムの湖周辺に溜まった。BOTAŞの救助隊は、昨日午後、沿岸の両側に特別な器具を取り付け石油を1キロ範囲内に閉じ込めた。点検のために点火された区域では、すぐに火が拡大し、広く沿岸部に作用した。火が点いている最中は、アタテュルク・ダム電力生産会社(EÜAŞ)とボゾヴァ郡の消防車が同地域で待機していた。ジャンダルマ隊も、火災地域を警備した。BOTAŞ責任者たちが5日間で修理をした後、約1ヶ月かかるであろうと予想される同地域の清掃が開始される予定。シャンルウルファのユスフ・ヤヴァシュジャン知事は、爆発の原因は詰まりであると話した。現場検証に同行した同知事は、「破壊活動のようなものはなかったのが救いだ」と語った

(後略)

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:15070 )