いつかはドイツでもトルコ系の首相を擁立するだろう
2008年11月10日付 Hurriyet 紙

ラインランド・プファルツ州知事でドイツ社会民主党の前党首クルト・ベック氏は、アメリカでバラク・オバマ氏が大統領に選出された後、ドイツで始まった移民の首相論争にルードヴィッヒスハーヘン市で参加した。ドイツでは多くの移民が生活していることに注意を引いたベック前党首は、将来、トルコ系の首相の可能性がないわけではないと述べた。シュパイヤーで建設予定のシナゴーグの竣工式に参加したクルト・ベック前党首は、シッファーシュタットのヴィルフリート・ディートリッヒ体育館で対戦が行なわれた地方レスリングリーグの試合を観戦した。試合を興奮しながら観戦したクルト・ベック前党首は、ここで本紙の質問に答えた。

■多くのことが変わるだろう
オバマ氏が、大統領に選ばれたことについてコメントしたクルト・ベック前党首は、「オバマ氏が選ばれたことは、世界で多くのことを変えていくだろう。ご覧のように、もう今からドイツでは移民系の首相論争が始まりました。いくらドイツがアメリカのようにばらばらに分離されていないといっても、今後、トルコ系の首相が出る可能性はあります。ドイツではトルコ系の数は多く、イタリア系もいます。なぜダメなのでしょうか?社会はこれを受け入れられる状態に達するでしょう。この方向に向かって私達は進んでいます。私は最後までこれを支持します」と述べた。

■緑の党はジェムに恥をかかせた
緑の党の共同党首のために闘っているジェム・オズデミルに行なわれたことに関してもコメントしたベック前党首は、「なされたことは大変な醜態です。党の頂点に位置することを望んでおいて、連邦議員になることを妨げているのです。これは理解できるようなことではありません」と述べた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:15096 )