外務報道官「オバマ氏の『変化』のスローガンに協力する用意」
2008年11月11日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】外務報道官は、「『変化』のスローガンを実現させるためなら、イラン政府はオバマ氏に協力する用意がある」と語った。

 本紙記者の報告によると、ハサン・ガシュガーヴィー外務報道官は国内外の記者との週定例記者会見で、アフマディーネジャード大統領が最近オバマ氏に送った書簡は、米大統領選に対するイラン政府の基本的立場を示す内容のものだったことを明らかにした上で、「もし不公正な世界システムや国際関係を変革させる真剣な意志があるのであれば、イランはこの根本的変化に協力する用意があるということを、その中で申し述べた」と語った。

 報道官は、このことに関する米大統領の姿勢がはっきりするのを待たねばならないと強調した上で、「核兵器の拡散に関するオバマ氏の発言については、あなた方もご存知だろう。彼の発言の真意が何か、見極める必要がある。イランに核兵器があるなどと言った人は、これまで誰もいない。〔大量殺戮〕兵器の廃絶では、イランはその先頭に立ってきた」と指摘した。

 ガシュガーヴィー報道官は、このことに関して性急な行動は禁物だとした上で、「米次期大統領は、〔実際に〕大統領の地位に就くためには国民の許可が必要だと語っている。いずれにせよ、われわれも世界中の人々も、ともに『変化』というスローガンが行動に移されるのを待っているところだ〔‥‥〕」と述べた。

 同報道官は、オバマ氏はイランの現政権と話し合いを行うだろうか、それとも次期イラン大統領選の結果がはっきりするまで話し合いを留保するだろうか、との質問に対しては、「イランの基本方針は、政権が代わっても変わりはない」とした上で、「アメリカについても、政権が代わったからといって外交政策のマクロなレベルでの戦略的転換を期待するべきではない。我が国の基本政策についても、同じことが言える」と説明した。

〔後略〕

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:15106 )