シーア派文化普及に向けて衛星放送局設立へ
2008年11月11日付 Iran 紙

ゴム在住の宗教的権威(マルジャエ・タグリード)の一人であるアーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、「近頃ワッハーブ主義者たちは多くの打撃をシーア派信徒に与えている。このことはワッハーブ主義の力を示すものであり、同派への認知をさらに広めてしまうことになるだろう」と語った。

 メフル通信によると、マカーレム=シーラーズィー師は「ゴム宗教学院シーア学専門センター」の開所式で、シーア派信徒に対するワッハーブ主義者たちの敵対的活動に言及して、次のように語った。「今日ワッハーブ派がイスラームの基礎とシーア派に対して加えている打撃は、歴史的に見ても前例のないほどのものである」。

 その上で同師は、「今日ワッハーブ派は、衛星放送やインターネット・サイトを立ち上げ、シーア派信徒を迷わせようと奔走している」と論じた。

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは衛星放送局を設立する計画があることを明らかにした上で、「近い将来、世界で話されている諸言語を通じて、シーア派文化を普及させることを目的とした衛星放送局が設立される予定である」と述べ、さらに「同放送局は、このセンターの監督下で運営されることになるだろう」と付け加えた。

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( 翻訳者:阿部文美 )
( 記事ID:15156 )