デンマーク政府、15才以下でのユダヤ教徒・イスラム教徒の割礼禁止を検討中
2008年11月23日付 Hurriyet 紙

イタリアの有力紙コッリエレ・デッラ・セラ紙は、デンマーク政府が15歳以下のムスリム及びユダヤ教徒の男子への割礼禁止を検討していることを報じた。これについての法案が委員会へ送られた。デンマーク国内に暮らす7千人のユダヤ人は、「もしも法案が通ったら、デンマークから去る」と話している。

数年前、預言者ムハンマドを侮辱する風刺画危機が始まった国、デンマークでは、今度は政府が15歳以下のムスリムおよびユダヤ教徒の男子への割礼を禁じようとしている。

イタリアの「コッリエレ・デッラ・セラ」紙のエルサレム発の記事によれば、デンマークの乳幼児保護局は、この件に関する法案を準備し、政府の関連委員会に送った。

乳幼児児童保護局は、特にユダヤ教徒が生まれるとすぐ男児に割礼をしており、この割礼が健康に有害な副作用を引き起こしているという医学報告書を委員会へ提出したことを明らかにした。

乳幼児児童保護局の理事らはまた、デンマークのような自由で民主的な国家で、本人の同意なしに「後で元に戻すことの出来ない肉体的な行為」がなされることは人権に反していると主張した。

同局の発表では、「15歳に達した男子は割礼するかしないかについて選択する権利を持つ。禁止の法案が承認されると信じている」と述べられた。国内に暮らす7 千人のユダヤ人の一部は「もし法律が通ればデンマークから去る」と話している。ムスリムからはこの問題についてのコメントはまだ出されていない。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:15179 )