イランのイスラーム法廷、女性を失明させた男性に罰として失明を命じる
2008年11月28日付 Hurriyet 紙

イランのイスラーム法廷は、結婚の申し込みを断った女性の顔に酸性の薬品をかけ、失明させたことで裁判にかけられている男性の目を、酸で失明させる判決を下した。

イティマディ・ミッリー紙の記事によると、イラン裁判所は問題の判決を、イスラーム法における「犯された罪に対する公正な対応」を意味する「報復」法に基づいて下したと報じている。同紙はその記事の中で、メジドとして名前が公表されている男性が何度もしつこく結婚を申し込んだが、エミネとして名前が公表されている女性が(メジドの)申し込みを毎回断り続けると、2004年に彼女が職場から出てきた際、(メジドが彼女の)顔に酸性の薬品をかけたと報じている。同記事では、エミネは酸性の薬品でやけどを負った顔を手術するためスペインに行ったが、全力が尽くされた甲斐もなく目は見えるようにならなかったことを明らかにしている。同紙は、酸をかけたことを後悔していないと述べたメジドが、「永遠に自分のものにしておくために、彼女の顔に酸をかけた。酸が顔にかけられるとこのようなことになるとは知らなかった」と話したと報じている。

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この記事の原文はこちら
この事件の詳細は、ペルシア語記事で

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:15210 )