キャラジ中央刑務所で銃乱射事件:受刑者1人が死亡
2008年11月22日付 Jam-e Jam 紙

【事件部】2年前兵役中に脱走し、先日キャラジ中央刑務所での兵役に復帰したばかりの兵士が受刑者らに発砲、1名を殺害、5名を負傷させた後、監視塔で自殺した。動機は不明。

 ジャーメ・ジャム紙の報告によると、発砲事件は今年アーバーン月30日〔11月20日〕13時、キャラジ中央刑務所の受刑者らが外の空気を吸うために刑務所内の中庭に出たときに発生した。受刑者らが中庭に出て数分後、歩行中の受刑者一名に突然銃弾が当たり、受刑者は地面に倒れ込んだ。

 銃撃音を聞き、受刑者の男性が倒れ込んだ様子を見たその他の受刑者らは悲鳴を上げ、恐怖に駆られて刑務所のホール入り口へと殺到した。

 その後、ある受刑者が刑務所の監視塔部屋から周囲に発砲している兵士を発見、発砲をやめるよう叫んだが、兵士の若者は受刑者らの命乞いの叫びに耳を貸すことなく受刑者らに銃口を向け、さらに5名の受刑者に発砲した。

 刑務所中庭方向から相次いで発砲音が聞こえることに気が付いた刑務所の係官らは、即座に受刑者らの下に直行、彼らを刑務所ホール内に移動させた上で、事件発生を警察110番緊急センターに通報した。

受刑者1名死亡、5名が負傷

 刑務所ホール内に受刑者らを移動させた係官らは、受刑者の男性5名が負傷し、1名が銃弾を浴びて数分後に死亡したことを確認した。5名の負傷した受刑者がキャラジのマダニー病院に搬送されると、捜査が始まった。

兵士、逮捕前に自殺

 負傷した受刑者らを搬送した後、刑務所の係官らは受刑者らを銃撃した犯人が刑務所の兵士であり、さらなる銃撃に備えて監視塔部屋にいることに気が付いた。係官が武器を捨てさせるために監視部屋に急行すると、兵士は所持していたカラシニコフ銃で自殺した。

 負傷した5名の受刑者の病院への搬送が終わると、キャラジ刑事検察庁殺人特別予審判事のレザーイー判事はテヘラン州刑事捜査官らとともに、事件の詳細を捜査するために現場を訪れた。司法命令を受け、死亡した受刑者と銃撃した犯人の遺体は法医学へと送られ、銃撃事件の捜査が始まった。

謎に包まれた銃撃事件

 捜査官らは捜査の結果、銃撃した犯人は2年前兵役のためにキャラジ中央刑務所に赴任、その数ヶ月後、休暇を取ったまま行方不明になっていたが、事件発生の10日前になって刑務所責任者らのもとを訪れ、脱走は二度としないこと、兵役を続けることを誓った事実を突き止めた。

 なお、マダニー病院の医療チームによる懸命の治療の甲斐あって、負傷した5名の男性受刑者らは一命を取り留めたとのことだ。

予審判事、事件について語る

 ユーセフ・レザーイー予審判事はイラン学生通信とのインタビューの中で、治安維持を任された兵士による銃撃事件がどのような動機によるものだったのかいまだ不明であるとしながらも、兵士は精神を病んでいたようだと述べた。また銃撃の後自殺したこの兵士は即死であったとのことだ。同判事はその上で、現在本件はキャラジ検察庁で捜査が継続中であると強調した。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:15215 )