公正発展党配布の石炭、アダナの公娼館へも
2008年11月30日付 Milliyet 紙

政府の石炭配布が問題を引き起こしている。告発を受け公娼館に家宅捜索に入った警察は、何袋にも及ぶ石炭を発見。何人かの娼婦は、もっと多くあったが持ち出されたとしている。

アダナ全体で4万4千400人を対象に、合計2万2千200トンの石炭配布がなされている。時には口げんかが不正な配布をめぐり騒動にまで発展し、役所には石炭配布の必要がない者にも石炭を配布していたとして様々な情報が寄せられている。一昨日セイハン市役所に電話をかけたある娼婦は、イェシルオバの公娼館で働く数名の女性が不正に石炭を得たと告発した。そして公娼館に立ち入った警察の捜査員らがベランダで5袋の配布石炭を押収した。

■経済危機がわたしたちを直撃…

捜査により、石炭の袋は、経済危機によって客がいなくなったことを嘆いている娼婦のものであることが明らかになった。石炭を、困窮者カードをもつ母親の名前で受け取ったとした女性は、「袋を受け取ってここへ来ました。仕事が上がったら、家に持ち帰る予定だった。母親は貧しい。もちろん仕事もない。自分に彼女の面倒を見ることはできない。経済危機が私たちをめちゃめちゃにした」と語った。彼女の主張が立証されるまで、5袋の石炭は押収された。

■家宅捜査は遅すぎた
何人かの娼婦らはまた、「ここには何袋もの石炭があったわ。家宅捜査が遅かったのよ。もう1日早ければ石炭すべて押収できたのに。ほとんどが持っていかれたの。わたしたちは公正発展党(AKP)の石炭など欲しくなかったからもらわなかったわ」と語った。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:15230 )