ベレー帽の人物を捜索中 イスタンブルのモスク火災、アンカラでも
2008年12月16日付 Milliyet 紙

イスタンブルにおけるモスク放火事件がアンカラまで飛び火した。エルマダーのララハン地区で、モスクの地階にある店舗に火炎瓶が投げられ、その結果出火し店舗は焼失してしまった。

これまでの情報によると、イスタスヨン・マハッレスィ・メルケズモスクの地階で絨毯と家具を販売している店に、一昨日(14日)19:00頃に火炎瓶が投げ入れられた。絨毯が置かれていた一角から燃え広がった火は、短時間で店全体に広がった。

■「だれからも恨みを買った覚えはない」
市民らの通報で、アンカラ広域市地区およびロケットサン(中央アナトリアを本部とする軍事基地)所属の消防団が火災現場に駆けつけた。彼らの消火活動により、上階のモスクへの延焼は免れた。火災にあった店主ラマザン・ぺクタシュさんは、イスタンブルにおける火災に触れ、「4年間この場所で商売を営んできた。だれからも恨みを買った覚えはない。ただ明らかなのは、このモスクが標的になったということだ」と語った。近隣の住民たちは、事件が起きた時間帯に「ディンク殺害事件のオギュン・サマスト容疑者のような」白いベレー帽をかぶった人物をモスク付近で目撃したと話している。軍警察(ジャンダルマ)は事件に関する捜査を開始した。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:15347 )