トルコ政府、イスラエルのガザ攻撃を非難「和平に対する暴挙だ」
2008年12月28日付 Milliyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、イスラエルのガザ地区への攻撃に強い反発を示し、国連に対しその役割を果たすよう呼びかけた。

エルドアン首相は次のように話した。
「平和のために私たちがこれほどの努力を費やしているこの時代に、イスラエルがこのような道に進むことを、なによりもまず平和と平和への試みに対する暴挙とみなします。私は速やかにこの姿勢が止められ、断念されることを特に強調します…。今日(昨日:27日)イスラエル・シリア会談に関連して、イスラエルのオルメルト首相に電話することを考えましたが、この電話を取りやめました。電話はしません。なぜならこれは私たちに対しても、礼を欠いた行為だからです。私たちは、そこここの国ではありません…。平和を広め、それを優勢にしようと全力を尽くしている国です。私たちがこのような試みに携わる一方で、パレスチナでの、ほとんど屋外監獄のような状態にあるガザ地区の人々へのこの行動は、平和に対する暴挙です」と述べた。
入手された情報によるとエルドアン首相は、電話で会談した国連のバン・ギムン事務総長に、イスラエルの攻撃の即時停止と人道支援許可に努めることを要望した。

■ギュル大統領も憂慮
アブドゥッラー・ギュル大統領も空爆を「関心をもって、憂慮して注目している」と明らかにした。外務省の会見でも、進展に対する「深い憂慮」が明らかにされた。「イスラエルに軍事行動の即時停止と冷静を呼びかけた」会見では、一般市民も現状から被害をこうむると心配されていることが明らかにされた。
その一方で、トルコ赤新月社によって行われた発表では、小麦、砂糖、米などの食料を入れた11,000個の荷物が昨夜アンカラから10台の国際輸送トラックでガザ地区へ運ばれたことが明らかにされた。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:15429 )