建設の奉仕者党幹部「改革派内の意見の一致は考えづらい」
2009年01月12日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】「建設の奉仕者党」中央評議会委員は、「改革派内で意見の一致が得られる可能性は考えづらいだろう。というのも、改革派は右派に近い思想集団から、国外反体制派とすれすれの思想集団まで、極めて広い幅を含んでいるからだ」と述べた。

 ヘダーヤト・アーガーイー氏はファールス通信とのインタビューの中で、さらに「国内に存在する二大党派〔=原理派と改革派〕は、明確な戦略を有した、統一的ではっきりとした二つの思想集団を表現するものではない。この二大党派を互いに対峙させているものとは、両者の思想上の帰結というよりはむしろ、政治力学上の帰結なのである」と続けた。

 「自然な流れとして、第10期大統領選には最低でも4人の候補者が立候補するだろう。改革派から2人、原理派からも2人だ」。

 アーガーイー氏はこのように述べつつ、キャッルービーとハータミーが同時に立候補する可能性は低いとの見方を示す。「もしこの二人が同時に立候補しようものなら、改革派戦線の根本、同派内の勢力図にも深刻な変化が生じるだろう」。

 同氏はその上で、「もしハータミーとキャッルービーの二人が立候補すれば、改革派戦線は二つに分裂することになるだろう。二人とも、このようなことが起こらないようにするだけの理性を持ち合わせていると思う」と述べた。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:15564 )