第二ボスフォラス海底トンネル計画、韓国トルコ企業連合が落札
2009年01月18日付 Zaman 紙
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イスタンブルの海峡の両岸を海底でつなぎ、タイヤ車両のみ通行可能な新しいチューブ・トンネル建設の契約は、高等計画委員会へ送られた。運輸省鉄道・港湾・空港建設総局(DLH)による建設・経営・返還(YİD)方式で進められる「幹線道路ボスフォラス・チューブトンネル工事計画」の入札を、トルコの建設センターと韓国のKEC-SAMWHAN-HANSIN-NAMKWANG-KUKDONG各社で構成する「韓国トルコ企業連合(TKJV)」が落札した。

高等計画委員会が承認後、運輸省鉄道・港湾・空港建設総局と韓国トルコ企業連合の間で契約書に署名される。その後、地盤検査が行われ、施工計画の作成、そして国有化手続きが行われる。一年かかると計画されているこれらの作業の後、幹線道路ボスフォラス・チューブトンネルの最初の掘削が始められる。約10億ドル(約900億円)の費用がかかると見込まれ、タイヤ車両のみに使用されるチューブ・トンネルは、4年7ヶ月で完成する予定だ。またこのプロジェクトの運営期間は、建設期間も含めて30年6ヶ月と9日となる予定だ。

14.6キロメートルに及ぶプロジェクトは、ヨーロッパ側のフローリヤとスィルケジ間の海岸道路 (ケネディ通り)にあるカズルチェシュメから始まり、アナトリア側では、アンカラ政府通りのギョズテペ交差点が最終地点となる。トンネルは、二層構造、二車線となる予定で、ひとつの層は往路の車に、もう一方は復路の車に分けられる。大型車のトンネル使用は認められない予定だ。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:15601 )